【スリランカ旅行記38】地上200m、シギリヤロックの山頂から見る360°の絶景をご紹介!
ライオンの道を登ってシギリヤロックの山頂へ
シギリヤレディを見てらせん階段を下り、ミラーウォールを抜けていくと、シギリヤロック登りの踊り場ともいえる場所につきます。
通常は1時間もあれば十分登れるのでしょうけれど、スリランカの連休にあたったため3時間もかかりました。
ガイドさんは、今までで一番混んでいる、と言っていました。
階段の登り口の左右に、巨大なライオンの足がありますね。
以前はライオンの顔もあって、登っていく人はライオンの口の中に入っていくようなつくりになっていたのではないかと言われており、何とも豪壮な装飾です。登った先は王の宮殿です。
さあいよいよシギリヤロックの山頂に登っていきます。
現在は鉄製の階段がつくられていますが、昔はどうやって登ったのでしょう。宮殿をつくるための石などのことも考えると、謎はつきません。
階段には手すりがありますが結構急です。サンダル履きでも登れますが、階段は下に抜けているので、もし脱げると下まで落ちて行ってしまいます。サンダル履きで登る時は、ストラップなどがついているものにしましょう。
かなり岩が熱いと思うのですが、地元の人たちは裸足で登っている人が多くいました。足の裏が強いんですね。
地上200mの山頂で360°の絶景を
さあ200mの山頂につきました。
ここが山頂の宮殿で王の間だったと言われる場所です。現在は何もないのですが、かつてはきっと立派な建物があったのでしょう。
それにしても、景色は最高に良いにしても、なぜ常に強風の吹くこんな場所に宮殿をつくろうと思ったのでしょう。
(このあたりの話は別にまとめてあります→シギリヤに隠れる悲しい物語)
王の間から少し降りてみると、遺跡の基礎を見ることができます。
山頂には何も残っていないと聞いていたのですが、ピラミッドのような巨大な基礎があり驚きました。
これほどの石材を、どうやってこの場所に上げたのでしょう。階段もつくられていて、自由に歩き回ることができます。
これは遺跡の端の方にある、通称「王のプール」です。
今でも雨水が溜まっていて、スリランカの人々はその水を手や頭につけたりしていました。
何か神聖なものという意識があるのでしょうか。
どちらを見ても広がるジャングル
時刻はもう夕方です。日が傾くにつれて、シギリヤロックの影がジャングルに伸びていきます。
風は強いですがそのおかげで涼しいので、せっかく登っからには隅々まで見てみましょう。
周囲は360°ジャングルで、視界を遮るものは何もありません。
眼下を見下ろすと、先ほど歩いてきた道が見えました。その向こうにはお濠も見えますね。
日は大分傾き、涼しくなってきています。
シギリヤロックのすぐ横にある三角形の小高い山は、王にシギリヤロックから追い出された僧たちが修行の場にしたそうです。
こちらの山も登ることができるといいます。
360°どこを見てもジャングルが広がる絶景です。
以前からずっと知ってはいた場所ですが、ようやく登ることができました。
主役級のものから様々な脇役までいろいろなものがあり、山頂は広く自由に歩き回ることができます。
スリランカを訪れる方には、やはり一度は登ってみていただきたい場所だと思いました。