港湾都市ムンバイの顔、インド門とタージマハルホテル
「実はこちらが本家」 ムンバイのインド門
港湾都市ムンバイの、湾に面した埠頭に建つ門がインド門です。
高さは約26m、玄武岩でできたゲートで、1911年にイギリスのキング・ジョージ5世の来印を記念して建造が開始され、1924年に完成しました。
インド門というとデリーのインド門が有名ですが、実はこちらの方が古くて本家です。
船でムンバイに着くと初めに目にすることになるため、かつてヨーロッパやペルシャ、中東から多くの商人が上陸した際には、まさにインドのゲートなのでした。
由緒ある名門ホテル、タージマハルホテル
このインド門の奥には、ムンバイのランドマーク的建物、タージマハル・ホテル&タワーズが建っています。
イスラム様式とルネッサンス様式が入り混じった壮麗なホテルは、古くから来印された要人達の社交場として活躍してきました。
このタージマハルホテルは、ゾロアスター(拝火)教徒であり、インド有数の財閥として、インド経済界に君臨するタタ氏が1903年に建てたものです。
現在もタタグループが保有し、客室数は565室。そのうちスイートルームがなんと45室もあるラグジュアリーホテルです。
インドの最高峰ホテル、一度は泊まってみたい憧れのホテルとして、今でも人気を誇っています。