ガンディー最後の言葉を今に遺す、河のほとりの慰霊碑。ラージ・ガート

インド独立の父が、荼毘に付された場所

ラージ・ガート1948年1月30日、マハトマ・ガンディーがヒンドゥー至上主義者に暗殺された後に、荼毘に付された場所で、暗殺された所よりも5kmほど北東のヤムナー川添いにあります。

ガンディーが火葬された場所には、彼の最期の言葉「ヘイ・ラーム(おお、神よ)」がヒンディー語で刻まれた、黒大理石の慰霊碑が建てられています。

遺骨(遺灰)はインド各地の川や海に流されたため、このガートには残っていません。

(通常、ヒンドゥー教徒は遺灰を川や海に流すためお墓を持ちません。また、タージマハルやフマユーン廟はイスラム教徒のお墓で、イスラム教徒は土葬です。)

ラージ・ガートの向かいには、ガンディーの遺品や写真、資料などが展示され、インドが生んだ偉人の人生の軌跡を辿ることができます。

特に、暗殺された時に着ていた血痕の残る白い布と、彼の命を奪った弾丸が生々しく印象的です。

周囲は美しく整備された緑の公園になっており、無抵抗主義を貫いてインド独立のガンディーを偲ぶ参拝者の来訪が常に絶えません。

 


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