【チャイニーズ・フィッシング・ネット】コーチンの海岸で、数百年続く漁法を見てみよう!
▲チャイニーズ・フィッシング・ネットで魚を獲る男たち
ケララ州、コーチンで見られる面白い漁法
チャイニーズ・フィッシング・ネットは、南インドのケララ州、コーチン近郊でのみ見られる仕掛けで、その昔中国から伝わったということから「中国式の魚獲り網」というネーミングがつけられています。
丸太を何本も使って組み上げた大がかりな装置で、巨大な網を海中に沈め、魚の群れが通り過ぎるタイミングを見て引き揚げます。
コーチンの海には魚が多く、最初は小さな魚しか獲れなくても、何度も繰り返すうちに大きなものも獲れるそうで、この漁は数百年もの間続いています。
夕陽と一緒の写真撮影がおすすめ
コーチン西部のフォート・コーチン地区には、巨大なチャイニーズ・フィッシング・ネットがたくさん並んでいるため、夕焼け時に写真を撮るのがおすすめです。
今では、漁業で使われているというよりも、観光的な雰囲気が強いため、わずかなチップで網を海中に入れ、引き揚げる光景を見せてくれます。
取れる魚は、岸辺の海中なので手のひらサイズの小魚ばかりですが、朝この辺りを訪れると、活気ある青空フィッシング・マーケットを見ることができます。
また、日が沈む時間帯はとてもロマンチックな雰囲気で、夕陽をバックにした美しいチャイニーズ・フィッシング・ネットの写真を撮ることができます。
▲夕陽に映えるチャイニーズ・フィッシング・ネット
コーチンを訪れるなら、ぜひチャイニーズ・フィッシング・ネットを見に行ってみましょう。散策してみるのも気持ちのよい場所ですよ。
チャイニーズ・フィッシング・ネットの大きさがよく分かる動画を見つけました。
網と言うより、巨大な建設用機械のようです。