インドビザ申請書をオンライン作成する方法と、気をつけるポイント
インドに行くと決めたらビザを取ろう!
インド旅行に行くには、インドビザが必要です。
正確にはインドに入るのに必要で、空港でアライバルビザを取得することもできますが、このページでは出発前にオンラインで申請書を作成し、インド大使館へ申請する方法(レギュラービザ)をご紹介します。
かなり入力する内容が多く、間違えるとやっかいな点があるので、そのあたりを重点的にご案内します。
他の国のオンライン申請と、インドビザの違い
オーストラリアのETAS(イータス)、アメリカのESTA(エスタ)、スリランカビザなど、ビザのオンライン申請を行っている国はいくつかあります。
これらの国は、WEBページに接続して必要な情報を入力し、クレジットカードで数千円の支払いをすることで、電子的にビザが発行されます。
インドビザのオンライン申請が始まると聞いた時は、私達旅行業界の人間も、便利になるのだなと思いました。
ところが、インドビザのオンライン申請は、まるで違います。
項目が多くて面倒ではあるものの、オンライン申請するところまでは同じです。
が、その後が違います。
普通はそれでビザが取れて終わりのところを、インドの場合はその後実際にビザ申請に行き、受け取りのためにまた行かなければなりません。
つまり、「オンラインで申請用紙を作れる」というだけなのです。
▲面倒だけどやるしかない
ビザ申請に必要な情報が多い
インドビザを申請する前に、必要な情報を集めましょう。
入力を始めてからだと大変なので、その前に用意します。
自分の住所やパスポート情報などは当然として、その他のものをご紹介します。
・両親の国籍、ある場合は以前の国籍、
・過去10年間の渡航歴
・以前にインドに行った時の滞在先住所等
オンライン入力時の注意点
インドビザのオンライン申請については、詳細に説明しているページがあるため、実際にやってみて気づいた点にポイントを絞ってご説明します。
下の画面写真を見るだけでも結構な項目がありますが、これは画面の半分で、同じくらいのボリュームがあと2ページあります。
宗教もきちんと選ぼう
宗教に熱心な人から「あなたの宗教は何ですか?」と聞かれた場合、「特にありません」と答えてしまうこともありますが、ここではきちんと答えなければ先に進めません。
インド人にとって、「無宗教」などという概念は存在しないのです。
仏教から始まり、ヒンドゥー教、イスラム教、ゾロアスター教なんてのもありますが、ここでは無難に「仏教」を選びます。仏教はもともとインドから伝わったのですから、仏教を選んでおけば問題はないはずですね。
バックアップのためにメモを取ろう
うまく画面が進むと、右上に赤色の文字でApplication IDというものが出てきます。
これは、途中で申請をやめても続きからできるというコンティニュー機能のためのものです。まだ先は長いので控えておきましょう。
▲IDはメモにとっておこう
ついに終了!→ビザ申請用紙をGET
インドへの渡航歴と訪問地、滞在先、過去10年間の他国への渡航歴など、その後も様々な項目を入力して、ようやくオンライン申請が完了します。
ここで手に入るのは、「ビザ申請用紙」に過ぎないのがやや報われない点ですが、国の制度なので仕方がないですね。
後はこれを印刷し、写真を貼ってサインを二か所にすれば申請用紙は完成です。
▲ようやく出来上がったインドビザ申請用紙
この後はいよいよ、インド大使館に出向くことになりますが、まずはお疲れ様です。
これにて、オンラインでのインドビザ申請作成は完了です。
ご自身でトライなさる方も多いですが、お時間のない方などはご依頼いただくのも一考です。
まずはビザを取得して、インド旅行に備えましょう。