世界遺産タージ・マハルの見どころと、写真撮影のポイント
▲憧れのタージ・マハルの前で記念の写真撮影を!
世界遺産タージ・マハルはこんな場所
デリーから車で3~4時間、アグラにあるタージ・マハルは、まるでアラビアンナイトに出てくる宮殿のような形をしています。
真っ白な大理石でできていることと、完璧なまでの左右対称が特徴で、観光客もインド人も、多くの人がこの美しい世界遺産を一目見たいと願う、インドで一番人気の観光地です。
初めてインドを訪れる方には、ぜひご覧いただきたい名所といえます。
22年もかけてつくられた、ムガール建築の最高峰!
タージ・マハルは、ムガール帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが、最愛の妻ムフタズ・マハールの死を悼んで建築したもので、宮殿ではなくお墓です。インドといえばヒンドゥー教ですが、イスラム勢力がこの地域も支配していた時代に、その皇帝がつくりました。そのためイスラム様式の建築となっています。
中央のドームの高さは約70m、4本のミナレット(塔)も40m以上の高さを持ち、宝石や貴石が惜しげもなく使われた白い霊廟は、精緻な細工と合わせてムガール建築の最高峰とされています。
その建築にあたっては、世界中から大理石や宝石を買い求め、2万人を超える職人を世界中から動員して、22年もの歳月を要したといわれます。
タージ・マハルの見どころ
▲4本のミナレットに囲まれた、タージ・マハル
象嵌細工(ぞうがんざいく)やレリーフ
▲レリーフと象嵌細工(ぞうがんざいく)
遠目には左右対称の姿や大理石の白さが印象的なタージ・マハルですが、近づいてよく見てみるとまた違う見どころがあります。
目を凝らすと、象嵌細工(ぞうがんざいく)と呼ばれる、精緻な幾何学模様に貴石や黒大理石をはめ込んでつくられる紋様が見られます。まさに芸術と呼ぶにふさわしい職人芸ですので、ぜひ近くでもご覧ください。
▲象嵌細工の一種、カリグラフィー。イスラム教の聖典であるコーランが紋様化されたもの
時間や時期による違い
早朝に訪れれば朝日に輝くタージ・マハルが見られ、満月の前後は限定で夜間入場も行われます。
事前に予約が必要ですが、月明かりに白く照らされた満月のタージ・マハルは最も美しいといわれます。可能な方はぜひご覧ください(神秘的で本当に素晴らしいですよ!)
タージ・ハマル観光のお楽しみ、写真撮影!
とにかく美しい建築なので、インド人も外国人も、多くの人がタージ・マハルをバックに記念の写真撮影を行います。
タマネギの先をつまんだような定番の写真から、自らサリーを着込んでの記念撮影など、その楽しみ方はいろいろですので、いくつかご紹介します。
▲定番の「タマネギつまみ」写真
タージ・マハルの前で撮る写真のうちこれは定番です。外国人観光客だけでなくインド人も撮っている写真ですので、恥ずかしがる必要はありません。
タマネギの先のアンテナのようなところに手が合うようにすればバッチリです。ずれるとちょっと間の抜けた写真になってしまうので、きっちり合わせましょう。
▲2人でハートをつくって
タージ・マハルは、亡き妻への皇帝の愛が生んだ傑作です。
ハートをつくっての写真撮影もいいですよね。
もちろん笑顔で、愛と喜びを顔いっぱいに表現しましょう。
▲ジャンプしての写真
タージ・マハルを見た喜びを表現するために、思いきりジャンプして写真を撮ってみましょう。
タイミングがずれると残念な写真になってしまうため、撮影する人との連携が成功のカギを握ります。
▲下の方から撮ると、迫力ある写真に!
ジャンプ力は人それぞれですが、しゃがんで下の方から写真を撮ると、ご覧のように躍動感のある、迫力ある写真が撮れます。
写真を撮ってくれる人にしっかりお願いしましょう。
▲最後は皆で一緒にジャンプ!
お互いに納得のいく写真を撮りあったら、最後は皆で一緒に跳んでみましょう。
きっと思い出の一枚になりますよ!
その他のポイント
幻となった、黒いタージ・マハル
タージ・マハルのすぐ近くには、ガンジス河の最大の支流であるヤムナー川が流れています。皇帝シャー・ジャハーンは、その対岸に黒い大理石を用いた使った自分の霊廟もつくるつもりでいたようです。
もし実現すれば、ヤムナー川を挟んで白と黒の霊廟が建つことになったのですが、シャー・ジャハーンがタージ・マハルをつくるためにつかった莫大な費用で国家の財政が傾き、実の息子に幽閉されてしまったために実現しませんでした。
シャー・ジャハーンが幽閉されたアグラ城も世界遺産になっていて近くにあり、アグラ城からはタージ・マハルを見ることができます。
タージ・マハルで唯一対称でない部分
自分用の黒いタージ・マハルをつくれなかったシャー・ジャハーンは、死後、最愛の妻の横に埋葬されました。
そのため、完璧な左右対称を誇るタージマハルで唯一左右対称でないのは、棺の安置室であると言われます。
中央のドームから棺を見ることができますが、これはダミーで、本物は地下に安置されているそうです(ですので、対称でない部分が2つともいえます)。
タージ・マハルを築いた皇帝は、今は最愛の妻の横で静かに眠っています。
あえて不完全にした部分も
高さが40mもある4本のミナレット(尖塔)は、ほんの少しだけ外側に傾いています。
これは、万一ミナレットが倒れた際に本体を傷つけないように計算されたものです。完璧なまでの美しさを誇るタージ・マハルでは、こうした細やかな気遣いもなされています。
タージ・マハル観光の予備知識
タージ・マハルの白さを守るために、周辺では専用の電気自動車で観光客を運び、靴を脱ぐか、靴にカバーをかけて観光することが義務付けられています。
敷地はかなり広く、赤砂岩でできたゲートをくぐって入場すると天界をモチーフにしたという庭園があります。水が流れて見た目は涼しげですが、日を遮るものがないため、日中に行くと、時期によってはものすごく暑くて大変です。観光の時間は、朝のうちか、夕方を狙うと良いでしょう。
持ち込み荷物の制限
タージ・マハルの白さを守るためセキュリティが厳しく、入場前にボディチェックがあります。ツアーで行く場合は荷物の大半を車に置いていくといいでしょう。
暑さ対策のミネラルウォーターと、靴にかぶせるビニール袋(これも白さ保護のため)をもらって入場します。
カメラは無料で持ち込みができますが、ビデオカメラは20ルピーの支払いが必要で、ペン、鉛筆などは落書き防止のために全て不可です。数年前にようやく携帯電話がOKになりました。
ガイドや撮影の押し売り
敷地内にはガイド役を買って出る人や、撮影ポイントを示して親切に写真を撮ってくれる人が大勢いますが、必ずチップを要求されます。不要であればはっきり断って、世界一のお墓の美しさを堪能しましょう。
ただ、少額なので気にせず頼んでみるのもありかもしれません。
いくつかの点を予め知っておき、後は世界一美しいお墓をゆっくり眺めていただきたいと思います。
暑さについて
せっかくの美しい建築を楽しむために、暑さについて知っておくことをおすすめします。
夏場のアグラは非常に暑く、タージ・マハルの敷地はとても広いため、歩くだけで嫌になってしまいます。
できれば1月や2月などの涼しい季節に訪れるべきですが、5月や6月などの暑い時期に観光する場合は、日中の観光は避けて早朝か夕方に訪れましょう。
世界遺産タージ・マハルを、ぜひ一度ご覧ください♪
エジプトといえばピラミッドというように、インド旅行と言えばタージ・マハルというほどの有名観光地で、一度見ておいて損はありません。
ご紹介した点をご留意の上で、インドに行かれる際は、ぜひタージ・マハルを訪れてみてください。。
▲最高の笑顔で写真を!