【インド映画を楽しむ♪】踊らないインド映画もあるんです!

こんにちわ!いい旅インドです。今週は暑い日が続きますね~!! この3連休も、どうやら30℃を超える真夏日らしいです・・・ そんな時は、冷房の効いた家で過ごすに限る!

という事で、今回は家で楽しめるオススメのインド映画をご紹介しちゃいます♪ インド映画というと、唄って踊ってというイメージが強いかもしれませんが、そればかりではないんですよ~!

『バルフィ!人生に唄えば』

去年公開された映画で、私も友人と一緒に観に行きました。
生まれつき耳が聞こえず、話すことができない主人公のバルフィ、表情と手ぶりだけで感情豊かに表現する、そのピュアさに惹かれていく身分の違う二人の女性との、切なくもあたたかいストーリーです!

バルフィ!人生に唄えば
▲バルフィ!人生に唄えば

バルフィ!の装飾

▲映画館にはこんなコーナーも!

ボリウッド俳優一家に生まれたサラブレッド、ランビール・カプールが台詞のないバルフィ役を見事に演じています。実は彼、インドの日産の広告をつとめていたこともあるんですよ! 2000年ミスワールドになった女優プリヤンカー・チョープラーも、ミスワールドの時と全く印象が違い、個性的な役を見事に演じているし、この映画でボリウッドデビューをし、数々の賞を受賞したイリヤーナー・デクルーズは、この映画で注目されたとあって、と~っても美人!!『雨に唄えば』などのハリウッドミュージカル、『Mrビーン』、『プロジェクトA』、『菊次郎の夏』など、各国の名作映画へのオマージュ満載で、いい意味でインド映画らしくない映画です!

 

『マダム・イン・ニューヨーク』

こちらも去年公開された映画。ごく普通の専業主婦シャシ、料理上手だが、夫や子供からも当たり前のように流され、特に年頃で生意気盛りの娘からは、家族で唯一英語が話せない母親を見下し、心を痛める・・・ 姪の結婚式の準備のために単身アメリカへ行くことになり、英語のできないシャシは辛い思いをするのですが、そんな時に目にした、『4週間で英語が話せる』という英会話学校の広告を見つけ、家族に内緒でに英語を学び、努力を積み重ねていく中で、自尊心を取り戻していきます。終盤には、家族が彼女の陰の努力を知る事になるのですが、そのシーンは気持ちいい!!

マダム・イン・ニューヨーク

▲マダム・イン・ニューヨーク

この主人公の専業主婦シャシを演じるのは、インドの国民的人気女優のシュリデビ。彼女も結婚して子供をもうけ、しばらく主婦業に専念していましたが、その美しさは今も健在 15年ぶりの復帰作です!!

 

『マイネーム・イズ・ハーン』

2010年公開の映画。アスペルガー症候群を患うイスラム教の主人公ハーンは、母の死後、弟を頼ってアメリカへ。そこで同じインド人でヒンドゥ教のシングルマザーと出会い、宗教の違いを乗り越えて結婚! しかし、その後起こったアメリカ同時多発テロの影響で、イスラム教徒に対するさまざまな差別や偏見を受け、イスラム教の姓になっていた連れ子は、激しいイジメによって命を落としてしまいます。ヒンドゥ教の妻からも責められ、家を追い出されたハーンは、いつ家に戻れるかと妻に尋ねます。その時に妻から言われた言葉によって、アメリカを横断する旅に出ることとなるのですが・・・ そこで繰り広げられる人生ストーリーに惹きつけられます!

マイネーム・イズ・ハーン

▲マイネーム・イズ・ハーン

主人公を演じるのは、私の大好きなシャー・ルク・カーン!! インドのみならず、アジア各国やアメリカ、ドイツなどでも人気の高いボリウッド俳優なんですよ~♪ 彼自身もイスラム教で、学生時代から付き合っていたヒンドゥ教の女性と結婚しているんです。アメリカでは、ニューヨーク・タイムズなど主要紙による評価も高く、人として考えさせられる、真面目なインド映画です!

 

『聖者たちの食卓』

最後にもう一つ! こちらも去年上映された、パンジャブ州のアムリトサルという所にあるシーク教の総本山、黄金寺院でのドキュメンタリー映画なんです。インド人というと、ターバンを巻いているイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、ヒンドゥー教が多いインドでは少数派、約2%のシーク教という宗教のみ、ターバンを巻いているんですよ~!

聖者たちの食卓

▲聖者たちの食卓

シーク教には、宗教・カースト・肌の色・社会的地位などに関係なく、全ての人は平等であるという教義があるそうです。その総本山である黄金寺院では、参拝者のために毎日10万食ものカレーが無料で提供され、カーストや社会的地位に関係なく、皆が同じ場所で食事を共にしています。しかし、シーク教が始まる前、約600年前までは考えられない事で、このような光景が見られるのは、21世紀の今でもこの黄金寺院だけなんですって!食事の準備から後片付けまで、シーク教のボランティア達が夜通し黙々と活動しているんです。そんなボランティア達の活動や参拝者達の様子などが描かれ、プチ体験出来ちゃう映画です!

 

最後の『聖者たちの食卓』以外は、DVDになっている人気映画です!インド映画もストーリー重視されてきているので、切ないラブストーリーや心が暖かくなるヒューマンストーリー、社会性のあるシリアスなのものまでどんどん増えてきているんですよ~♪ それに、インド人は美男美女がホントに多い!あなたの押しメンを見つけてみては?

 


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