【インド旅行記39】刺激的な出会いがたくさん!強烈で面白いインド人たち
ひとくちに「インド人」といっても様々であるということは、みなさんご存知だと思います。
では実際にインドに行くと、どんな人に出会えるのでしょうか。
今回は、私が遭遇した中でとくに印象的だった人たちをご紹介します。
その① 不気味なサドゥ
▲不気味な修行者(サドゥ)
ガンジス河で朝日を拝んだ帰り道のことです。
眠い目をこすりながらチャイを飲んでいると、通りの反対側で変な格好をした人たちがうろうろしていました。
オレンジ色の衣装を着ていて、かなり異様な顔をしています。
仙人のような長い髭が特徴的で、顔にはペイントが施されていました。
笑うことも口をきくこともせず、ただそこに佇んでいるだけなので、とにかく不気味です。
目を合わせたら、まるで別世界に吸い込まれてしまいそうな感覚になりました。
実はこの人たち、「サドゥ」と呼ばれるインドの修行者だそうです。
オレンジ色の袈裟を着て、灰を体に塗り、物乞いをしながら修業しているということでした。
怖くて近寄れませんでしたが、勇気をもって話しかければよかったかも、と思っています。
その② 謎の撮影隊
▲緑色の布と俳優
ジャイプルにある、アンベール城に登ったときのことです。
なんと目の前で、ボリウッド映画の撮影が行われていました!
さんさんと降り注ぐ太陽の下で、勇ましい格好の俳優さんが一人で演技をしています。
でも、観光客が集まる大きな広場だったのに、俳優さんを囲んでいるのは撮影隊だけで、日本のような野次馬は見当たりません。
緑の布を張っているのでCG撮影かな、と思いましたが、CG撮影なら屋内でやるはず……?
よく考えてみると、何だか不思議な光景です。。
その③ 懐かしき蛇使い
▲蛇使い
アンベール城内を散策していると、日陰で笛を吹いているおじさんに出くわしました。
目の前にはふたの開いたカゴがあり、中から蛇が飛び出しています。
彼らは笛を売るか、蛇を使って芸をするということでお金を得ているようでした。
「話に聞いたことはあったけど、本当に蛇使いがいたんだ!」
まるで昔話のようで、目の当たりにしてもにわかには信じられない光景でした。
ずっと昔から、全く同じことを繰り返しているのでしょうね。
二人ともちょっと目つきが悪いのですが、話してみると人懐っこいところもあったりします。。
こんな風に、インドを旅していると、強烈に記憶に残る出会いがたくさんあります。
パッと見怖いものもありますが、そうしたものほど後から気になります。
「人」をキーワードにその国を見てみるのも、面白いのではないでしょうか。
▲別のサドゥ
(改めて写真を見たら、やっぱり話しかけるのは無理があるかな…と思ってしまいました。)