【スペイン視察記8】200年かけてつくられた巨大モスク、世界遺産メスキータ

コルドバの路地

▲コルドバの路地

こんにちは。いい旅代表の黒崎です。

コルドバの観光では、まずユダヤ教会のシナゴーグを見て、メスキータを見に行きました。

シナゴーグは古びた小さな教会ですが、大変価値のあるもので、修復を重ねて大切に保存されています。

派手さはありませんが、人々の信仰と歴史を感じさせる建物でした。

コルドバのシナゴーグ

▲シナゴーグ

一方のメスキータ(スペイン語でモスクの意)は、スペイン随一の大モスクで、非常に見応えがあります。

八世紀から200年かけてつくられたもので2万5000人を収容でき、キリスト教徒に奪回された後、16世紀には大聖堂が建てられました。

建設から1000年以上経った建物が健在なのはすごいことだと思います。

オレンジの木が茂る中庭から入ると、二重になったアーチが無数に連なる広大な空間が広がります。

大変な規模を持つ建築物で、古い時代の本格的なイスラム装飾が施された空間から、次第に新しい時代につくられた場所に移り、最後に壮麗な大聖堂に行き着く独特のつくりになっています。

オレンジの庭と鐘楼

▲オレンジの庭と鐘楼

マスキータの内部

▲二重アーチがどこまでも続くメスキータ内部

メスキータ内部の大聖堂

▲大聖堂のパイプオルガン

スペインは、イスラム教徒からキリスト教徒が国を奪い返した歴史を持っていますが、メスキータの中を歩くとその歴史の通りに建物が変化していくのが興味深いです。

また、細い路地の多いコルドバの街を歩くと、袋小路のちょっとした広場からメスキータの鐘楼を見ることができました。

花の小路から見た鐘楼

▲花の小路から見た鐘楼

これももとはミナレット(イスラムの尖塔)として作られたのを、後にキリスト教徒が作り変えたものだそうです。

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