
横浜中華街でおいしい中華でも食べようか?
いいよ、どこか良いお店知ってる?良くある会話ですよね。
一例ですが、必ずしも食べログの点数が高い=自分の口に合うではないかもしれません。
あくまで日本的な分類だそうですが、中華料理は中国4大料理といわれる「広東」「上海」「北京」「四川」の4つに分類されます。
4000年の歴史を持ち、味や料理法に様々な特徴がありますが、メインである4大料理を覚えておくとお店選びのヒントになります。
両親が華僑で普通の人より中華街になじみがあるので、友人から良いお店は無いかと相談されることがあります。
店名で選ぶか、名物料理で選ぶか、知らないお店に飛び込むか、少しの予備知識と下調べをすることで、きっと自分に合ったお店に出会えます。
さぁ、「メシテロ」の時間です。
中国4大料理ってなに?

横浜中華街公式HPによると、一部ジャンルが重なるようですが、掲載されている160店舗の4大料理の内訳は以下の通りです。
詳しくはコチラ
【広東料理(82店)】
海も山もあり「食は広州にあり」と評され、素材の持ち味を生かすシンプルな味付け
代表的な料理:フカヒレの姿煮・飲茶・酢豚
【上海料理(30店)】
貿易港として栄えた上海は海鮮料理が人気で、味付けは甘辛で酢をよく使う
代表的な料理:上海蟹の姿蒸し・小籠包・上海やきそば
【四川料理(36店)】
内陸に位置するため、味噌や唐辛子などの保存調味料が多めで刺激的な辛い料理
代表的な料理:麻婆豆腐・火鍋・えびのチリソース煮込み
【北京料理(11店)】
中国国内でも北に位置するため、味付けは濃く、油も多めに使うのが特徴の宮廷料理
代表的な料理:北京ダック・餃子・刀削麺
中国の広大な領地の気候や風土に関係して発展してきた料理の深い歴史をそれぞれ反映していますので、源流となる専門店の味をお試しください。
名物料理を食べに行くなら、妥協しないように下調べ

謝甜記(広東料理)の“中華がゆ”、状元楼(上海料理)の“フカヒレの姿煮”、北京飯店(北京料理)の“北京ダック”、景徳鎮(四川料理)の“激辛マーボー豆腐”など、食べたい物がハッキリしている時は、場所の下調べや事前予約をおすすめします。
上海蟹などの季節ものや魚の姿蒸しなどは、事前予約の際に確認すると仕入れておいてくれる店もあります。
また、横浜中華街には東西南北に4つの門があります。
JRの石川町や関内から行くのが一般的ですが、山下町よりの店であればみなとみらい線の元町・中華街や、日本大通りからの方が人混みを避けて行けます。
たまには違う門をくぐってみては?
(ベイスターズの試合がある日は要注意です!)
人数と目的にあわせたお店選び

料理の内容と同じ位、店構えや店内の雰囲気は時と場合により大事です。
人数や目的、一緒に行く人を考えて、お店選びをしましょう。
下記に私のおすすめをご紹介します。※2020年10月調べ
●お店に入らず食べ歩き派
肉まん、焼き小籠包、元祖フカヒレまん
・皇朝(世界チャンピオンの肉まん、焼き小籠包)
・公正和(元祖フカヒレまん)
●少人数で金額気にせずガッツリ派
ランチオーダー式食べ放題店
・大珍楼(広東料理) / 2,678円
・横浜大飯店(広東料理) / 3,820円
●少人数で上手く頼めばコスパが良いアラカルト派
裏道の名店
・龍鳳酒家(広東料理)
・東林(北京料理)
・徳記(広東料理)
●大人数で円卓を囲む雰囲気・品質重視の王道派
アクセスの良い老舗店
・聘珍楼(広東料理)
・状元楼(上海料理)
・萬珍樓(広東料理)
どんな状況や人数にも対応出来ておすすめなのは、食べログTOP5000にも選ばれている菜香新館(広東料理)です。
1Fから5Fまでフロアによって様々なシーンに対応できます。
少し甘めのチャーシューと骨付きあひる肉のあぶり焼き、各種天心は絶品です。
まとめ

山下町一帯に500店以上あるので、メインストリートだけがおいしいとは言えません。
中華街のお店選びは、少しの予備知識と何を優先するかで満足度は変わります。
予備知識なく行くと期待していたおいしさでないとガッカリすることがあるかもしれませんが、それはそのお店の個性が自分に合わないだけかもしれません。
コロナ禍で本場中国への旅行は難しいので、テイクアウトをしているお店もあるし、この機にお気に入りのお店を探してみて下さい。
中華菜館 同發(広東料理)の名物チャーシューはテイクアウトに大人気!(GoToイートも活用してみましょう♪)
