
ぬか漬けは日本の伝統的な発酵食品で、漬けておけば簡単に食べられて、免疫力を高める効果もある優れものです。
江戸時代の初期、今から400年ほど前に、北九州の小倉城藩主である「細川忠興(ほそかわただおき)」が食べていたという記録があり、当時流行していた脚気(かっけ)にぬか漬けが効くらしいと、日本中に広まったそう。

でも、ぬか漬けつくるのって、面倒くさいんでしょ?
ビタミンB1を豊富に含むぬか漬けは、昔も今も体にいい発酵食品です。
でもいざつくるとなると「面倒くさい」とか「毎日かき混ぜるんでしょ?」と思いがち。
そこで、おいしいぬか漬けを簡単につくれる、おすすめのぬか床と容器をご紹介します。
ぬか床を入れるのは、匂いがつかず酸にも強い、ホーローの容器がおすすめ
容器はホーローのものがおすすめで、長さはきゅうりがまっすぐ1本入るくらい、高さ10㎝程度のものが使いやすいですよ。
ホーローの容器は匂いがつかず、酸にも強いため、ぬか床を入れるのに適しています。
また、写真の容器のようなタイプは、ポンプで中の空気を抜いて中を真空に近くできるのでおすすめ!
作り方は簡単♪市販のぬか床に野菜を入れるだけ
ぬか床には、市販の「発酵ぬかどこ」を使います。すでに発酵と熟成がされているので、ぬか床を容器に入れたら、あとは野菜を入れて冷蔵庫で保存するだけで、おいしいぬか漬けが食べられます。

野菜が漬かる時間と、ぬか漬けの管理は?
準備ができたら、お好きな野菜をぬか床に埋めるように入れます。
きゅうりやキャベツなら翌日には食べられ、ニンジン、大根などの固い野菜は1日半から2日間漬けておく方がおいしいですよ。
ぬか床をかき混ぜるのは2~3日に1度で大丈夫。
真空容器を使えば1週間かき混ぜなくてもOK!
冷蔵庫保存は一年中安定したぬか床を作ってくれるので、とっても使いやすいんです。

これならわたしにもできそう!
ご家庭の味を育てて、発酵食品を体に取り入れましょう!
ぬか床の中にはたくさんの酵母や乳酸、細菌類が入り混じり、入れる野菜によって育つ細菌が違うのだそう。
さらにぬか漬けは話題の発酵食品でもあり、腸内のバランスを高めたり免疫力を高めてくれたりと、体に良い効果もいっぱいです。
ぬか漬けを楽しみながら、ご家庭の味を育ててみてください。
コロナに負けない元気な体づくりにもよいので、ぜひトライしてみてください!