
2020年より、大手ホテルチェーンのマリオット・インターナショナルが積水ハウスとタッグを組み、道の駅に併設型のホテルを続々とオープンしています。
14軒目は、8月2日に岐阜県の高山市荘川村にオープンしました!
今分かっていることをご紹介します!
マリオットが道の駅にオープンしたホテルのコンセプト
「日本をもっと楽しむ旅へ」
観光はもちろん、地元での食事やアクティビティ、温泉などを自由に楽しむことができるように、道の駅に隣接したホテル計画がされたのが「フェアフィールド・バイ・マリオット」。
ホテル内にはレストランはなく、室内はシャワーのみでバスタブはないというスタイルになっています。
その分、道の駅でご当地グルメをテイクアウトできるよう、飲食のできる共有スペースや、電子レンジ、トースター、冷蔵庫なども備えてあり、地元の食材を買ってきて、簡単な調理くらいならできます。
もちろん、地元のレストランなどを巡ってお好きなように郷土料理を楽しんでいただけますよ。
地元での消費を生み、地域の活性化を目的に建てられた地元密着型のホテルなんです。

シンプルな宿泊施設なので、料金も1室10,000円~15,000円とリーズナブル!
さらに、お子様は無料!
予約時に大人の宿泊者を登録するだけでいいそうですよ。
コストを抑えられる分、地元のおいしい郷土料理やお土産、そこでしか観られないもの、体験できないことなどを思い思いに楽しむことができますね。
尚、お部屋はどのホテルも同じようなスタイルになっているようですので、以前の記事をご参照ください。
*マリオットホテルの会員の方に適用されるサービスもあるので、HPなどでご確認ください。
「フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜高山荘川」

季節ごとに四季折々の自然美を堪能できる道の駅「桜の郷荘川」に隣接してオープンしたのが、「フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜高山荘川」。
岐阜県では、昨年10月に第1弾としてオープンした美濃加茂市と美濃市、第4弾の郡上市に次いで4軒目となります。
美しい清流・庄川、樹齢500年の荘川桜、御母衣ダムや素晴らしい絶景の滝など、豊かな自然を満喫していただける場所に建設されました。
JR高山本線の「高山駅」から車で約40分。
駅からは濃飛バスが出ていて、荘川線上野々俣公民館前行きに乗り、「桜の郷荘川前停留所」で下車しても歩いてすぐです。
お車だと、東海北陸自動車道「荘川インターチェンジ」から近い場所にあります。

客室は全64室。
ツインベッドとキングサイズベッドの2タイプあります。
荘川は標高が高くて空気が澄んでおり、高い建物や灯りが少ない分、夜空が暗いので、数多くの星を眺めることができるんです。
都会では見ることのできない、たくさんの星がまたたく空が広がっていますよ!
また、道の駅に併設されている温泉「桜香の湯」は、春は新緑、夏は深緑、秋は紅葉など、四季を通してさまざまな景色を楽しむことができます。
豊かな自然に囲まれた静かな場所で、心地よいホテルステイを満喫していただけます。
さらに、鶏肉を味噌漬けにした地元の名物「鶏ちゃん」や飛騨牛、飛騨の山間部で育てたそばの実を石臼でひいた手打ちの荘川そばも絶品!
荘川で作られた酒米で醸造されたどぶろくは、荘川町の新たな名物として注目されています。
ほのかな甘みと微発砲のお酒で、町内の飲食店でお召し上がりいただけるだけでなく、お土産として販売もされています。
他にも、地元の山菜やキノコ、川魚などを使った料理など、地元グルメも楽しんでいただけますよ。


道の駅「桜の郷荘川」

清流・庄川がすぐそばに流れ、自然豊かなロケーションにある道の駅「桜の郷荘川」。
御母衣湖畔に建つ樹齢500余年の荘川桜が名前の由来になっています。
施設内には、野菜や特産品の販売所、郷土料理の「鶏ちゃん」や飛騨高山産コシヒカリなどを味わえる「お食事処 おうか」、おみやげコーナーや休憩所などもあります。

また、自噴するナトリウム・炭酸水素塩泉が自慢の「桜香の湯」があり、神経痛や疲労回復などに効果があるとされています。
天然温泉では日本初の「超音波流水健康機」を設置しており、プライベートな時間を大切にしたい方には、木造りの貸切風呂もありますよ。
季節ごとに移ろう山々の風景を眺めながら、のんびりと露天風呂にておくつろぎいただけます。

さらに、道の駅「桜の郷荘川」を拠点に自然豊かな観光地を訪れることができます。
●荘川桜
昭和35年、御母衣ダム建設によって荘川村(現・庄川町)が水没することに伴い、村内にある光輪寺と照蓮寺の境内にあった老桜の大移植が行われた。老桜ということもあり、当時は移植など不可能だという声が多かった中、多くの専門家や職人たちの力により、御母衣湖畔への大移植が行われ、奇跡的に2本の桜が蘇った。
例年、4月下旬から5月初旬、ゴールデンウィークにかけて咲き誇り、開花期間中は屋台なども出て賑わい、満開前後の3日間はライトアップされ、美しい夜桜を楽しむことができる。

●荘川の五連水車
荘川町中畑のそばの里にあり、大きさの違う五つの水車が並んでいる。最大のものは直径13m、順に直径4・5m、5m、5.5m、3.6mの水車が並び、五連水車としては日本一の大きさ。
標高800m以上ある庄川は、冷涼な気候でそばの栽培に適しており、水車小屋では直径2.2mの石臼を回してそばを挽いていて、地元の名物となっている。

●魚帰りの滝
落差7m、幅20m、マスなどの魚が川を上ってきてもこの滝を登ることができず、滝の下に留まってしまい、そのまま下流に戻っていくことから、この名前が付けられた。
古来から名瀑とうたわれ、秋には紅葉と滝の景色が素晴らしく、おすすめの紅葉ポイント。
また釣りや野鳥観察のポイントとしても知られている。

●飛騨東照宮
1619年、飛騨高山藩3代藩主の金森重頼によって、高山城中に祀ってあった徳川家康公を遷座したのが創建と言われている。
春には桜と新緑、秋には紅葉が美しく、観光地から離れて凛とした雰囲気。
岐阜県が指定する重要文化財、高山市指定の有形文化財などになっており、歴史を感じることができる。

●安国寺経蔵
1408年に建立された臨済宗妙心寺派の古刹で、飛騨における唯一の国宝建造物。本尊は釈迦牟尼仏、脇侍を文殊菩薩、普賢菩薩とする三尊仏。
日本の数少ない国宝経蔵のひとつで、内部にある教本を納めた八角形の輪蔵(経を納めた蔵)は、回転式のものとしては日本最古のもの。仏を念じながら八角輪蔵を回転させると、一切経を全部読んだと同じご利益があると信じられている。

●御母衣ダム
一級河川・庄川本流最上流部に建設され、高さ131m、長さ403mの巨大な日本屈指の規模を誇る、日本初のロックフィルダム(岩石や土砂を積み上げる)という型式のダム。
一般の水力発電所としては、日本でも有数の出力を持つ水力発電所。
ダムの下流には、世界遺産の白川郷や五箇山などの合掌集落、上流にはひるがの高原など観光地が多い。
堤防の一部が展望台になっていて、御母衣湖の眺めが美しい絶景スポットになっている。

●合掌造りの集落 飛騨の里
合掌造りや茅葺き屋根など、飛騨の代表的な民家が30数棟立ち並び、昔の農山村風景を残す博物館になっている。各民家では、農山村の生活用具などを数多く展示しており、わら細工や、藍染めの生地に白い木綿糸で繊細な模様を描くさしこ(刺し子)などの実演、シーズンごとの催事も行っている。
また、秋には紅葉に彩られた合掌集落が、冬には雪化粧した合掌集落が幻想的ライトアップされ、その季節だけの美しい飛騨の里の風景を楽しめる。

●渓流
荘川町には、清流庄川を本流とした7つの支流があり、各源流からの水流は澄みきって川底までくっきり見えるほど!春は新緑や岩つつじ、フジの花、夏は深緑、秋には紅葉が川面に映え、四季折々の渓流の美しさを見せてくれる。

●道の駅の営業時間
施設全体9:00~18:00
特産品販売施設:8:00~17:00
温泉施設:10:00~20:30(最終入館20時)
※季節により、閉館時間の変更あり
●道の駅アクセス情報
【お車で】 東海北陸自動車道 荘川インターチェンジ下車 R158号交差点
【電車で】 JR 高山本線「高山駅」から車で約40分/濃飛バス荘川線上野々俣公民館前行き、「桜の郷荘川前停留所」で下車
●駐車場:大型5台、普通車114台(内 障害者用2台)
落ちついたら、あなただけのプランで日本を楽しみましょう!
岐阜県では、昨年10月にもすでに3軒がオープン。
2021年内の開業は、今回の高山荘川までとなりますが、2022年には奈良県などにもオープンが計画され、2025年までに25道府県で展開する予定になっています。
気軽に旅行ができるようになったら、豊かな自然と地元のおいしいグルメ、美しい天体ショーを満喫できる旅をしてみてはいかがでしょうか?