あなたに合うツアーで幸せ探し

フォームからお問い合わせ

ブータンの食事ってどんなもの?ブータン料理は何があるの?

黒崎 康弘

この記事を書いた人

いい旅ブータン 黒崎康弘

干した唐辛子

▲バザール(市場)で売られる唐辛子

ブータン料理の特徴

ブータンでは、唐辛子(トウガラシ)を野菜としてよく食べ、米が主食で大量に食べます。チーズやバターといった乳製品をよく使い、調味料として山椒(さんしょう)を用います。また、旅行者が実感することは案外少ないのですが、何といっても本来のブータン料理は、かなり辛いのが特徴です。

魚はあまり食べず肉をよく食べますが、ブータンで肉といえば干し肉を指すことが多いようです。野菜も干して使うことが多いのは、冷蔵庫のなかった時代の名残りですが、食材を干すことで風味もよくなるため、気候や風土から生まれた伝統的な食文化といえるでしょう。実際食べてみると、干した肉や野菜には独特の味わいがあります。

唐辛子

▲ブータン人は唐辛子をたくさん食べる!

ブータンのチーズ

▲バザール(市場)で売られるチーズ

 

ブータンの国民食

エマ・ダツィ
「ブータン人なら全員が好き」といっても差し支えない料理がエマ・ダツィです。エマは唐辛子、ダツィはチーズのことで、意味は「唐辛子のチーズ煮込み」です。

農家の食事

▲農家で食べたエマ・ダツィ(これはあまり辛くなかった)

 

ケワ・ダツィ

ケワ・ダツィはジャガイモが足されたもの、シャモ・ダツィはきのこを加えたもので、ケワ・ダツィは辛みが少なくて食べやすいです。

ケワ・ダツィ

▲ケワ・ダツィ(ジャガイモと唐辛子のチーズ煮)

簡単な料理に思えます(事実作り方は簡単です)が、この辛いチーズ煮込みとブータンのお米との相性は抜群で、ブータン人はエマ・ダツィをおかずにして大量のご飯を食べます。日本人でも慣れた方はこれがなくては物足りないと感じる方がいるようですので、ぜひ滞在中にお試しください。

 

パクシャ・パー(干した豚バラと大根、青菜の炒め煮)

豚バラと野菜の煮もの

▲パクシャ・パー(干した豚バラと大根、青菜の炒め煮)

パクシャは豚肉、パーは汁の少ない煮物で、豚肉の他に唐辛子や大根などが入ります。
日本人の口にも合う料理で、ちょうどご飯のおかずになる味です。干し肉が醸し出す独特の風味をお楽しみください。地方によってはヤクの肉が使われることもあります。

 

バター茶(スジャ)
民家を訪れると、たいていこのバター茶でもてなしてくれます。茶葉を煮出して、塩とバターを入れて混ぜた飲み物で、チベット文化圏でよく見られます。見た目はココアのようにも見えますが塩気があるので、何も言われなければスープと思われるかもしれません。

バター茶というわりには案外さっぱりしていたりもします。お茶漬けのあられのようなものが一緒に出されるので、それを加えていただきます。見た目はインドのチャイにも似ていますが、スパイスは入っていません。

バター茶とあられのようなもの

▲バター茶と、あられのようなもの

 

モモ
日本ではネパール料理店でよく目にしますが、元々はチベット料理で、餃子と肉まんの中間のような料理です。

ブータンでモモの専門店に入ると皮から手づくりしており、ビーフモモやチーズモモといったバリエーションがあります。唐辛子ペーストや各種ソースをつけて食べ、ビールに合う料理です。最近ティンプーではデリバリーピザの人気が高まっていますが、デリバリーモモの店も見かけたりします。

モモ

▲ティンプーの食堂で出てきたモモ(ビーフモモ)

 

蕎麦
ブムタン地方では蕎麦の栽培が行われていて、特産品として有名です。

日本のように汁たっぷりで食べることはないようで、麺状にした蕎麦をパスタか焼きそばのように食べるものを「プタ」と呼び、そば粉でつくったパンケーキは「クレ」と呼ばれます。クレは朝食でよく出るメニューのひとつで、ハチミツをつけてパンケーキのように食べます。

 

ブータンの食事マナー

ブータンの人々は、基本的に手で食事をとります。自分が食べるより先に、ほんのひとつまみをつまんで床におき、お供えにするのがブータン式です。ビールなどのお酒を飲む際も、指先を少し濡らして床に落とす仕草が見られます。

最近ではダイニングテーブルとイスを使って、スプーンも使いますが、床に胡坐をかいて食べるのが伝統的なスタイルです。民家を訪問して食事をすると、どんどんお代わりを勧められるので、「ミシュラ(もう結構です)」という言葉だけは覚えておきましょう。

民家での食事風景

▲民家での食事風景

 

ブータン料理の一覧

ブータンの料理名をまとめてみました。ご覧ください。

【主食】
クレ  ソバ粉の生地を薄く焼いたもの
プタ  蕎麦粉の押し出し麺、焼きそば風
ニシオカライス(Nishioka Rice)  西岡氏がブータン成功させた日本米
レッドライス(Red Rice)  赤米

【餃子/シュウマイ】
モモ  餃子ないしシュウマイのようなもの
チーズモモ  チーズのモモ
ポークモモ  豚肉のモモ
ビーフモモ  牛肉のモモ
ベジモモ  野菜のモモ

【チーズ煮】
エマ・ダツィ  唐辛子のチーズ絡め煮
ケワ・ダツィ  じゃがいものチーズ絡め煮
シャモ・ダツィ  きのこのチーズ絡め煮

【肉】
ノシャ・パー  牛肉と唐辛子の炒め煮
パクシャ・パー  豚肉と唐辛子の炒め煮
ヤクシャ・パー  ヤク肉と唐辛子の炒め煮

【その他】
ギュマ  腸詰め。山椒粉が入ってヒリヒリする味わいのものもある
ダル  豆のポタージュ風
ティンゲ  中国の山椒。卓上調味料としても根付いている。エゼや麺類の風味づけに

 

シンプルでおいしいブータン料理を味わおう

ブータン料理はシンプルな味付けが多く、種類もそう多くはありませんが、同じ料理でも食べる場所によって違う味を楽しめます。

シンプルなだけに、同じ料理でも作り手によって味が変わるのかもしれませんね。

また、バザール(市場)で売られている食材は輸入品(インドから)も多いのですが、地元の農家で食事をご馳走になると、ブータン産の野菜を味わうことができます。

簡単な味付けに思えるのに味わい深く、ブータンの話をいろいろ聞きながら自家製のお酒も楽しめるので、この体験はおすすめです♪

旅行者にはスプーンをくれる

▲農家の料理は地元ブータンの食材を使った自然食!

 

この記事にご興味のあった方は、次の記事もおすすめです

本場よりもおいしいブータン料理が食べられる!代々木上原のガテモタブン

ブータンのビールについてはこちら