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知られざるビール天国、ブータンで幸せに♪種類や価格、楽しみ方をご紹介します

黒崎 康弘

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いい旅ブータン 黒崎康弘

海外旅行に行ったら、その土地のお酒を飲んでみたいものですよね。

先進的な製品のあまりないブータンですが、ビールはいろいろな種類があって楽しめます。

ブータンのビールがおいしい理由、飲んで幸せになれる理由をご紹介します♪

ブータンビールの種類

アルコール度数の強いもの、通常程度のもの、製法の少し異なるものなどがあります。

かつては瓶ビールしかありませんでしたが、最近は缶ビールもつくられています。ただ、瓶ビール(大瓶650ml)の方が若干割安なことが多いようです。

クリアなビール

ドゥック11000 (DRUK 11000)

アルコール度数が8%で、「スーパーストロング」と書かれています。

てっとり早く酔いたい方に好評で味も結構イケてる、ブータンで人気のビールです。見つけたらぜひトライしてみてください。

ドゥック11000

▲ドゥック11000

 

ドゥック ラガー(DRUK  LAGER)

5%のビールでパッケージは青色。のど越しがスッキリして飲みやすい人気のビールです。

清涼感のあるパッケージで、しっかり冷えていると嬉しくなります。

ドゥックラガー

▲ドゥック ラガー(650ml)

 

ドゥック シュープリーム(DRUK  SUPREME)

5%のビールで、金と銀のパッケージが目印です。スーパーなどでも見かけます。

どちらかと言うと、どっしりした味わいのビールです。

ドゥックシュープリーム

▲ドゥック シュープリーム(大瓶)

ドゥック シュープリーム(缶)

▲ドゥック シュープリーム(缶)500ml 85ニュルタム=約170円

 

ドラゴンフロスト (DRAGON FROST)

5%のビールで、「HAPPINESS FOR ALL」とあります。

一杯飲んで幸せになりましょう!

ドラゴンフロスト

▲ドラゴンフロスト

 

ちょっと濁ったビール

レッドパンダ(RED PANDA)

ブータンで最初につくられたビールで、中部のブムタンでつくられています。

濾過しない製法のため、少し濁っていて日本酒か甘酒のような香りがします。のど越しよりも、香りを楽しむビールと言え、好き嫌いが分かれる味だと思います。

レッドパンダという名前がついていますが、パッケージにはレッサーパンダが描かれています。

レッドパンダ

▲レッドパンダ

 

ブータンで飲むビールがおいしい理由♪

ビールに限らず、お酒を楽しむのに適した環境とそうでない環境があります。

その点ブータンには、ビールをおいしく飲める条件がいろいろ揃っています。

おつまみに適した、ブータン料理
適度な辛みは食欲を増進させますが、ピリリと辛いブータン料理はビールの相棒にもぴったりです。

また、エマ・ダツィにチーズが入っている点も見逃せません。チーズとビールの相性の良さは、誰もが認めるところですね。

噛むほどに味わい深い干し肉も立派なおつまみで、味付けのシンプルな野菜料理は口直しに最適です。

▲ケワダツィ(左下)に干し肉(右下)。おつまみには事欠かない

喉が渇く!乾燥した空気
ブータンの乾燥した気候の中を歩いていると、嫌でも喉が渇きます。乾いた喉にはビールがおいしい!

ハイキングなどの運動
タクツァン僧院へのハイキングやトレッキング、サイクリングなどのアクティビティに参加すれば、さらにおいしくビールをいただけます。

ハイキング

▲タクツァン僧院へのハイキング

ドツォの後で一杯!
湯上りのビールは文句なしにおいしいですよね。

ブータン名物の石焼き風呂、ドツォを体験すれば、さらにビールがおいしくなること請け合いです。

ドツォ

▲ブータンの石焼き風呂ドツォ

あと必要なのは、ビールをしっかり冷やしておくことだけ。

最近ではブータンでも冷えたビールが出てきますのでご安心ください。

 

日本より安い価格!

ブータンの旅行は公定料金が定められているため、旅行代金は他のアジアの国より高いのですが、実はブータンの物価は安く、ビールも日本よりずっと安く買えます。

スーパーとホテルで価格が異なる点は日本と同じですが、思ったよりずっと安く、感覚的には日本のおよそ半額です。

ビールなどのお酒は公定料金に含まれないので、別に払う必要がありますが、ホテルで大瓶を頼んでも300円~500円程度と決して高くはありません。

スーパーで買えばさらにその半額程度です!

ドゥックラガー(缶)

▲スーパーで売られるドゥク ラガー。500ml缶が65ニュルタム(約130円)と安い!

 

飲み相手がいる!

一人酒もいいですが、お酒は一緒に飲む人がいると楽しいですね。

ブータン旅行ではガイドさんがいつも一緒にいるので、ビールを飲みながらいろんなブータンの話を聞いてみるのがおすすめです。

ちょっと聞きづらいことも、突っ込んで聞けるかもしれませんよ。ブータンのビールは日本の約半額程度なので、二人で飲んでも安心です。

ガイドさんはいい飲み相手

▲ガイドさんからブータンの話を引き出そう♪

要注意!火曜日はドライデー(Dry Day)

ブータンでビールを楽しもうと思ったら、火曜日にはご注意ください。

火曜日はドライデー(Dry Day)と呼ばれ、バーがクローズしたり、酒販店もお酒を売らなかったりします。

ドレイデーの表記

▲「火曜日はドライデーでバーはクローズ」とある

旅行中に火曜日があって、その日も確実にお酒を飲みたい場合は、前の日に買っておくと安心です。

 

いかがでしょうか。幸福の国と呼ばれるブータンですが、実は意外なビール天国でもあるんです。

 

一応は標高が高いので、飲み過ぎないようにだけ気をつけて、ブータンビールで幸せを感じてみてください♪

ハッピーチップス(エマダツィ味)

▲HAPPY CHIPSという、ブータン製のポテトチップもある(エマ・ダツィ味 約50円)